2008年08月09日

『崖の上のポニョ』

2008年、日本。

見てきましたよ!
ぽーにょぽにょぽにょ、さかなのこ〜

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2008年02月18日

『細雪』

1983年。市川崑監督。

これもpaletteさんが以前ブログで記事にされていた時に見たいな、と思っていた映画です。監督への追悼の意をこめて作品がテレビ放映されていたから見ることが出来ました。

なんか、すっごくいい映画を見たような気持ちになってます。

古き良き、そして、滅びゆく、そういうものがもつ美しさに魅了されるわけです。それは関西の名家の出でもなんでもない、それこそ“月給取り”の家庭に生まれ育ったど庶民の私にとっては文芸作品でしか追体験し得ないものだけど、ほんと、うっとりさせられた。それは私にとってはフィクションの極みであり、時にこっけいささえ感じさせるものだけど。それでも見た後のこの不思議な満足感、何なんだろう。こういうのをやっぱり名作というのかな。

吉永小百合様って、昔も今もあの落ち着いた感じの声、かわらないんだ!ってすごくびっくりしました。最近の映画とかしか見たことないから、凛とした大人の女性っていう吉永小百合様しかイメージなかったけど、あんな、内に秘めるもののある、実は頑固な、不思議な女性が似合うなんて、と、新鮮な感動を覚えました。

あー、それにしても!本当にそういう言葉を使っている人々のおめがねにかなうかわからないんだけど、あの、西の美しい言葉って、ほんと、うっとりしちゃうよね。西のきたない言葉なら聞く(あと、使ってみたり?)機会が今までちょっとあったこともあるけど。たまらないなー。



素晴らしい宝物を遺してくれた市川監督のご冥福を心からお祈りいたします。
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2008年02月12日

『ラスト、コーション』

2007年。製作国・地域:アメリカ・中国。監督:アン・リー。

見てまいりました。トニー見たさに行ってまいりました、『ラスト、コーション』。
疲れた、見るのにめちゃくちゃ体力を消耗した。でも良作、かなりの佳作。ヴェネチアで金獅子ということだそうですが、賞とるに値すると思う。そんなに映画を数多く見ていない私が言うことでもないけど。
ていうか、トニーがすごい。中年男の内に秘めた権力欲・性欲・孤独・恐怖・空しさ…。そんなあらゆる感情を表現することに成功してる。トニー、ほんとにいい役者になったねえ。『恋する惑星』で雨にぬれた子犬みたいな目をしていた頃が、遠い昔のように感じられるよ〜。
そして、お相手のタン・ウェイという若手女優もすごい。まじめでおとなしい女学生だったころからの変貌ぶりの表現も見事だったけど、一場面一場面での感情の発露もまたブラーヴァです。

何がどうネタバレかわからないのでこの先は記事を折りたたむことにします。未見で内容に触れることは知りたくないという方は目をつぶってください。

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2007年12月10日

『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

基本的に映画の「三丁目」のファン達のための映画(原作未読な私)。
三丁目のその後が知りたいという気持ちにこたえた映画。
もしかすると作品としてみた場合、前作よりは映画全体の点数としては低いかもしれない。

だけど!!

映画館の暗闇の中で滂沱の涙を流したのは私です!!!!!
アイメイクがまだらになって、すごいことになってたわ。
見に行ってよかったよ〜!!!!!

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2007年10月13日

『フラガール』

2006年の作品。

「黒いダイヤ」と呼ばれ日本の経済発展を支えた石炭にかげりが見えてきた時代。閉山が決まった炭鉱のかわりに「ハワイアンセンター」が作られることになった。フラダンスのダンサーになろうとする町の娘たちとそれに反発する町の人たち…。続きを読む
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2007年10月04日

『永遠のマリア・カラス』

2002年の作品。

敏腕音楽プロデューサーのラリーは友人でありビジネスの対象でもあるマリア・カラスにある企画を持ちかけた。年老いて人生に打ちひしがれ往年の声も失ったカラスに持ちかけられた企画とは、彼女がオペラを演じる映像に全盛期の歌声の録音をかぶせた作品を生み出す、というものだった…。

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2007年09月08日

『プラダを着た悪魔』

2006年の作品。

ジャーナリスト志望のアンドレアが就職した出版社で配属されたのは、ファッション誌"RUNWAY"のカリスマ的編集長のアシスタント…。


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2007年08月30日

『キンキーブーツ』

2005年の作品。

老舗の紳士靴工場の跡取り息子のチャーリーは父の突然の死によって経営の苦しい工場を受け継ぐことになる。職人技でつくられた立派な靴だが在庫がだぶつきどうしようもない。そんな時、偶然1人の「美女」と出会い…


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「はなことば」は映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』を熱烈に応援します!!

公式サイトで予告編見ただけで泣けました。

http://www.always3.jp/

ほんとに、不思議なくらい心が温かくなる、幸せな気持ちになれる映画です。小難しいことぬきに、ほんとに。

『ALWAYS 三丁目の夕日』で予習・復習したうえで、皆様今秋は絶対劇場に行くべし!です。

←勢いでバナーも貼りました。

まじで吉岡秀隆さん、結婚してください。
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2007年08月04日

『涙そうそう』

2006年の作品。

血のつながらない兄と妹のせつなくもあたたかい「愛」を描いた感動作…ということになるんだろうな。

でも、いまいちぴんとこなかった、私的には…。
ごめんね、この作品好きな人。

なんかストーリーの描き方がいまいちはっきりしなくてピントがボケてるというか大味というかスパイスが効いてないというか…まあ、淡々とした感動があるといえばそうともいえるんだけどね。

登場人物が出てくるたびにだいたいストーリーが予測できちゃって、そしてその期待を裏切らずにすすんでくれちゃうし…。

だめだ、書けば書くほど愚痴がでてくる気がする。

久々に映画借りたのに、これはちょっとなあ…とがっかりしちゃいました…。

妻夫木くんはかっこいいし、長澤まさみちゃんはかわいくて、そういう旬な若者観賞用にはよかったんじゃないでしょうか。


こんなことしか書けなくてすまんっ!
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2007年06月30日

『ライフ・イズ・ビューティフル』

1998年の作品。言わずと知れた名作。この度初めて見ました。

朝起きて出かける前に見たんですが、朝から滂沱の涙。もうねえ、いい年してしゃくりあげて泣きましたよ、私は。自分、朝からテンション高いなあ、と思いながらも、もう、ノックアウトされました。

第二次世界大戦下のイタリアが舞台。ユダヤ系イタリア人のグイドは一目ぼれした女性ドーラに元気一杯猛アタック。二人はめでたく結ばれ、かわいい一人息子のジョズエも生まれます。しかし、社会状況が悪化し、ユダヤ系であるグイドとジョズエ、グイドの叔父は収容所へと送られてしまいます。ドーラも家族を追い、収容所行きの列車に自ら乗り込みます。収容所での生活が始まり…というのが話の流れ。

最後のどんでん返しのネタバレとかってない映画だと思うから、何も気にせず書いてしまうけど、グイドの愛情がほんとにほんとに深いんですよ!!前半のドーラへのアタックの時もその愛情たっぷりの振る舞いがほほえましく、見ているこちらもとてもハッピーな気持ちになるのですが、息子が生まれてからの父親としての愛情、特に収容所生活の中で見せる愛情は、ほんとに、ありえないくらい(そりゃ、映画だからさあ、なんていう無粋なつっこみはダメよ!)深い!!

幼い息子が怖い思いをしないよう、そして何より、死と隣り合わせの収容所生活の中でどうにか生き延びられるよう、とても上手な作り話をします。これからゲームが始まるんだ、点数を稼いで1等になったら戦車がもらえるんだよって。

グイドは自分がへとへとの時もどんな時も、命を賭けて息子を守ります。そして、離れ離れに収容されている妻のドーラへもなんとか生存と愛を伝えようといろいろ試みます。その行動全てからあふれ出る家族愛にただただ感動するばかりです。

ライフ・イズ・ビューティフル。イタリア語はわからないんだけど、原題はこのフレーズと同じ意味なのかな?ともかく、限りない愛で誰かを愛する、限りない愛で誰かを守る、そんな人生のなんとまばゆいこと、ライフ・イズ・ビューティフル。そして、そんな愛を根こそぎ破壊してしまう戦争が真に狂気であることを強く感じさせてくれます。

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2007年06月27日

『チョコレート』

2001年の作品。

どん底気分が強いし、暗いし、見るのにめちゃめちゃ体力消耗したですよ…。ハル・ベリーがアカデミー主演女優賞を取った作品だから見てみようと思ったんだけど、正直疲れました、私向きではなかったような。

オープニングで"Monster's Ball"て出たから「何かのプロダクションの名前かしら?」とか思ったのですが、これが原題なのですね。作品の中でこの言葉が出てくるのはかなり前のほう、死刑執行を前にした看守の親子の会話の中で父がふさぎこんでいる息子に向かって今夜はmonster's ball(モンスターの舞踏会)なんだ、とか、そういう流れで言うんです。この言葉が全体を貫くタイトルだとしたら、私の勝手な読解だけど、死から目をそむけて、とかそんなニュアンスになるかなあ、なんて思いました。

すみません、あんまり感想が思い浮かびません。疲れたよ〜。この映画好きな人、ごめんね。
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2007年06月23日

『トンマッコルへようこそ』

2005年の作品。記事後半でねたばれもしますよ。



たまには映画でも、と思って、久々に映画DVD借りてきました。

内容は、朝鮮戦争の最中、トンマッコルという不思議な村にやってきた南の兵士・北の兵士・アメリカ人兵士。最初は一触即発だったけど、村の空気に包まれているうちにだんだんと打ち解けあい…という感じ。

風の便りで評判は聞いていたので前々から見たかったのですが、期待に違わず、これは感動する。“南北もの”の韓国映画って、人と人がいがみ合うことがどれだけ無益で不幸なことかっていう、かなり普遍的なテーマをあぶりだすから、外国人である私が見てもすごく心に響くものがあるんだよね。

しかも今回はこのDVDを見る直前に、もう軍隊を終えた韓国人の友達とメールをしていて(誤解なきよう付記いたしますが、コミュニケーションは日本語でございます。私はまだ韓国語会話の山のふもとにもたどり着いてませんよ!)「『トンマッコルへようこそ』借りた」と書いたら「テーマは重いけど面白かった」と言われました。理解してはいたつもりだけど、あらためてそういうことを直接言われると、ああ、この人たちにとってJSAもシュリもトンマッコルも、心のどこかに抱えているリアリティーなんだな…と、なんだかただのエンターテインメントではないひりひりっとした感情がわいてくるのです。

そんな心揺さぶる本作ですが、ラストのあり方はあれでよかったのかなあ、とかすかに思います。結局あのシナリオだと「女子どもの平和は軍人が体張って守る」「大事なもののために死ぬのは美しいこと」ていう結論になるんじゃないかな〜て。他の終わり方は想像するのは難しいけれど、でも、あの終わり方はもろ手を挙げて肯定できるものではないかもしれない、という視点も持っていたいなと思いました。

☆追記☆
そうそう、大事なことメモしておかなきゃ♪
北の兵士で一番位の高い人を演じた俳優さん、超イケメン〜!!ほれぼれしちゃう!名前をチェックしました。チョン・ジェヨンというのね。
まじかっこいいっす♪

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2007年04月19日

『宋家の三姉妹』

1997年の作品。メイベル・チャン監督なんだ…香港映画なんだね、今日までそのことを知らなかった。マギー・チャンも標準語で演技してるし、ずっと大陸映画だと思ってた…。けっこう大陸色がすると思ったのにちょっと意外。まあ、1997年ていう年も年だからなぁ…。

物語は辛亥革命の時代から始まり、実業家に嫁いだ長女・宋アイリン、孫文と結婚した次女・宋慶齢、蒋介石と結婚した三女・宋美齢というそれぞれ近代中国のキーパーソンの妻となった宋家の三姉妹の人生を描きます。

あてこすりのような「映画的レトリック」は最小限に、ひたすらストーリーで魅せていく映画だと感じました。「the 歴史・文芸モノ」というか。それもとりわけ、大河の流れのように人の力でどうこう動かせるわけではない不可思議な「歴史の流れ」というもののもつ勢いとその中に生きる人間の「輝き」と表現してしまうとちょっとロマンチックに甘すぎるか…。もちろん映画はフィクション・作り物であるけれど、この数奇な運命をたどった三姉妹がいたってことは事実でしょ。そのことに思いを馳せられるだけでも意味がある。

冒頭に「一人は金を愛し、一人は権力を愛し、一人は国を愛した」という言葉が紹介されるけど、そんなに簡単に割り切れるものではないよね。三者三様に「名誉」を求め、そして何より愛を求めて生きた。時には愛する姉や妹、家族と対立しながらも、自分自身の人生を生き抜いた、というわけです。それが各々の思想・信条の違いはあれど「美しい女性達がいたのだな」と感じさせるのです。

私は好きです、この映画。



『花様年華』の時もそうだけど、すらっとした体躯、細長い首、小さな顔という、抜群のスタイルを際立たせる、こういったすらっとした清楚な服装の時のマギー・チャンの美しさは特筆すべきよねっ!あとあの黒目がちでリスを思わせるような目!美人だよなあ〜。

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2007年04月18日

『誰も知らない』

2003年の作品。感想、ネタバレします。

『花よりもなほ』の監督の作品。『花より』を見たときの記事に頂いたコメントの中に『誰も知らない』のことが書いてあって、どんな映画かな〜と思ってレンタルショップでジャケットを見てみたら、あ、これ知ってる、この男の子役の子がすごく若くしてどこかの映画賞で賞をとったんじゃなかったっけ?と、そんな感じで私の認識にインプットされていた作品でした。

奔放な母親に見捨てられた、戸籍すらもない(←たぶんそうよね。戸籍があれば小学校入学の通知とか来るはずだもの。)4人の兄弟の生活を描いた物語。

実話を基にしているんだって最初に書いてあった。どこまでがノンフィクションの要素なのかわからないけれど…。無残なほどに悲惨な生活を淡々と描き続け、見ている私も、今ものすごくつらい不幸なものを見ているんだということは理解しているはずなのに、ただ淡々と見続けてしまった。でも、ラスト、ゆきちゃんが死に、暗闇の中みんなでろうそうくの明かりをたよりにトランクにつめるときのシーン、引っ越してきたときに入っていたトランクは小さく一回り大きなトランクを使い「大きくなったんだね」といい、ぬいぐるみをいれ、好きだった音の鳴るくつを履かせたとき、ベタな涙腺決壊ポイントかもしれないけれど、いままでのつらさが急に押し寄せてきてぼろぼろ泣いてしまった。

4兄弟の境遇は悲惨だと思う。ミスドで「幸せになっちゃいけないの?」なんて言い放つ母親も幸せじゃない。もちろんこの人は責められるべき人っていうところもあるけれど、それはまあ、おいといて。この人も不幸なんだよね。少なくとも主観的には不幸。自分の不幸で頭が一杯。さきちゃんだっけ、あのいじめられていた女の子。この子も不幸。みんな不幸。でも、みんな不幸なんだよね、で、おさまる話じゃないよね、この兄弟の悲しさは。保護者に棄てられて、衣食住にも事欠く。「欠落」の次元が違う。なのに兄弟同士で守りあい、生き抜くんだよね。もちろん、その状態がいいとは思っていないよ、いらいらもするし、外の世界の空気を吸いたがるし。でも、心の通奏低音として、兄弟をまもり、そしてどこか母を求めている(明が服を売ろうとしたとき、京子がそれをとめたりなんかしたから)。その、「こんな境遇なのにどうして?」という答えの返ってこない問いがこの映画を成立させてるエッセンスなのかもしれないと思いました。


映画的に見てみれば、この子役達、みんなすごく不思議なの。賞をとった柳楽くんもすごいんだけど、みんな、カメラなんかないように、台本なんかないようにすごくリアルなの。全部アドリブか?て思うくらい。これどうやって撮影したんだろ?すっごくリアルだった。

もろもろでかなりノックアウトされた映画でした。
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2007年04月17日

『菊次郎の夏』

1999年の作品。ネタバレします。

久石譲のテーマ曲が好きなので(♪ちゃららららーららー、というあれ。)一度見てみようかなと思って借りてみた一本。実は「世界のキタノ」といわれているこの人の映画作品を今まで見たことがないんです。なんとなく、テレビ番組で見る雰囲気で食わず嫌いしちゃって。だから、これがはじめての北野作品なんだけど、これじゃたぶん世の中の皆様が評価する「北野作品」を見たことにならないんじゃないかな、なるのかな、ようしらんが。

あの男の子、このストーリーにぴったりだったなあ。なんだか暗くてはきはきしなくて。でも、後半はよく笑うようになって。なんだか本当にこういう子いそうだな、ていう親近感がもてました。

この男の子の名前が菊次郎でない、と最初にわかった時点で、ああ「菊次郎の夏」はこのおっさんの夏なのね、ということは予想がついてしまったわけですが。

血のつながらない大人と子供のちょっと破天荒なロードムービーというとなんとなく『逃亡者・木島丈一郎』を思い出したり。もちろん『菊次郎』のほうが先の映画だけど。そして『菊次郎』のほうがブラックでシュールな笑いがふんだんに盛り込まれてるけど。

あ。寺島進さんってオフィス北野よね?もしかして、木島丈一郎を使ってあの手のロードムービーを作ったってことは『菊次郎の夏』へのオマージュ?

血のつながった家族の愛に恵まれなくても、ひと夏の友達と楽しいときを過ごせて少年はちょっと大きくなったのです、という、心温まるストーリーでした!
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2007年04月15日

『LOVERS』

2004年の作品。チャン・イーモウ監督。感想、ねたばれします。未見の方、ご注意ください。

前にこれを見た、という友達に、どうだった、と聞いたら、「色彩が鮮やかだったなー」という感想が返ってきました。ていうか、それしか返ってきませんでした。

…うん、確かにそういう感想になるかも、と理解しました。

自然の色彩を生かした美しい映像には驚かされました。もちろん冒頭の牡丹楼(でしたっけ?)でのセット・衣服の美しさもゴージャスだった!

アクションも幻惑的だったし。竹やぶでのワイヤーやるチャン・ツィイーなんて見てると『グリーン・デスティニー』を思い出すような、出さないような…。

だけどねえ、いかんせん、ストーリーがあまりおもしろくない…。だましあううちにいつしか本当の愛が、とか、2人の男性への気持ちの間で揺れる、とか、なんか予想ついちゃって…。アンディが潜入とかいって、いったいどこのインファナル・アフェアですか、と。インファナル・アフェアは、あれは最高だけど、だましだまされすれば映画がヒットすると思っちゃだめですよ〜。

まあ、確かに、アンディと金城武を比べちゃたら金城くんのほうがセクシーかなというところは理解できます。アンディ、残念だったね。
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2007年04月14日

『銀のエンゼル』

2004年の作品。「OFFICE CUE閥」な作品。コンビニの窓にどうでしょうのポスター貼ってあったり、病院のテレビにミスターが映るのは、どうなのかと…非常に、どうなのかと…。

チョコボールの銀のエンゼル。5枚集めるとおもちゃの缶詰がもらえるのだが、なかなかそろわない。そんな「何かが満たされていない」感をかかえる人たちの群像劇を北海道のとあるコンビニを舞台に描きます。

うーん、どんなもんかと思って借りてみたけど、まあ、なんというか私としては可もなく不可もなくというか…。なんていうか、映画好きの大学生の自主制作映画、みたいなノリを感じました。北海道の広い空やさりげない風景を絵として見せる見せ方はきれいだな〜と思わされたところは何回かありましたが。

ストーリーはリアルな日常感をもって、かつ、とてもやわらかく、いいと思うんですが、「なんかいいね」だけに終始してしまっていまいち印象が薄いので、見終わってカタルシスがあるような力はないと思います。個別に見れば小日向文世さんはやはりいい役者だな、こういうちょっと弱腰なお父さんていそうだな〜て思わせてくれる演技はよかったです。

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『007ダイ・アナザー・デイ』

"...live to die another day..."

007シリーズの題名は劇中の一番かっこいいところでさらりと言われているので素敵です。

2002年の作品。ボンドは私の大好きなピアース・ブロスナン様。ちょっと生活に潤いをもたらしたく、借りてきました。

北朝鮮の偉い人のばかたれ息子との闘い。北朝鮮、香港、ハバナ、アイスランド、そしてまた北朝鮮と世界各地をまわって大活躍します。

やっぱりどう贔屓目に見てもかっこいい。本当にかっこいい。
ブロスナン、本気でかっこいい。パーフェクトボディといえなくてもかっこいい。そして、ハル・ベリーのきれいなこと!このシリーズっていうのはとことんかっこいいボンドと女もほれるボンドガールとやりたい放題のドハデなアクションを見て元気になるためのものですよね。

うろ覚えなんだけど、この作品って確か公開当初、北朝鮮からクレームついたんじゃなかったけ?そんな記憶がある。別の映画だったかなあ…。

2002年ってどんな年だっけ。私何してたっけ。なんかこういう映画を見てると、ああ、この数年で東アジアと世界は大きく変わったんだなあってしみじみ思っちゃう。今だったらあまりにもリアルの火種が熱すぎてこんなストーリーは作れないよね。

【追記】
おーっと、記録しておくの忘れてた!!
本作で、ひっくりかえってびっくりして大爆笑したのが、Q!!
なんと、モンティ・パイソンのジョンだよ、ジョン・クリーズ!!
こんな仕事してるんだね〜。すっかりおじいちゃんになっちゃって。いやー、なんだかすごく嬉しくなりました。

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2007年04月12日

『欲望の翼』

ウォン・カーウァイ監督、1990年の作品。

やっぱりさあ、こういうの見ると、カーウァイは非凡なんだと思うんです、本当に。
何の要素にどう盛り上げられてるのかわからないんだけれど、このフィルムは確かに私の中の何かをひりひりさせる。

肉親の愛に飢えた最低男のヨディことレスリー、彼を愛するマギーとカリーナ、それぞれの女性を愛するアンディとジャッキー、そして最後にトニー・レオン。彼ら彼女らが、それこそ飛び続ける鳥のように、定まることを知らない、熱に浮かされたような生き方を見せる。

1990年香港というのはこんな映画が生み出されてしまうような「刹那限り」に満ちていたのだろうか。過去をこの目で見ることは出来ないけれど、この映画は確かに不確かさを想像させてくれる。

そしてなんといっても、このありえない豪華キャスト!
レスリーにマギー、カリーナ・ラウ、アンディ、学友、そしてトニー。これだけのキャストをいっぺんに味わえるって面だけをとってみてもこの映画は珠玉だよね。

レスリー、このどろんとした最低なエロ男が非常に異常に似合う…。なんなの、その退廃的な目は…。なんなの、その不幸な目は…。

posted by はな at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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