2008年02月26日

没後50年 横山大観 ―新たなる伝説へ

新美で開催中の「没後50年 横山大観 新たなる伝説へ」展に行ってきました(会期:1月23日から3月3日まで)。いやいや、こちらも混んでいた。入場待ちとかかかっていてね。やはりビッグネームは集客力があるなあ、という感じです。

全体的にとてもよかったです。満足度とても高め。





気に入った作品は以下の通りです。

《村童観猿翁》優しく楽しい雰囲気の絵。テレビの受け売りだけど、確か、この子供たちは美校の同級生の幼い頃を想像して描いたとか?誰が誰のつもりで描かれたかとか、名前を知ってる画家とかがいたら楽しいだろうな〜と思いつつ、そんなことがわからなくても、なんだかみんなやんちゃ坊主って感じでかわいかったです。

《阿やめ(水鏡)》花と人物の大きさのバランスが幻想的な雰囲気を醸し出している作品。ちょっと幽明の境って感じもする不思議な雰囲気。

《迷児》なかなかおもしろいモチーフ。東西の賢者たちに囲まれた迷児。これだけいろいろな人からいろいろいわれたら迷うでしょうに。でも、きっとどの人が言っていることも根底ではつながっているのだと思いますよ。キリストと思われる人物が、あんまりヨーロピアンテイストでない顔をしてちょっとおかしかった(笑)

《観音》誠実そうな表情に好感を持ちました。左上のほうに垂れている緑の木の葉が色鮮やかで、葉の形もなんとなく珍しい感じで、ちょっと日本ではないような、異国情緒みたいなものを感じました。

《秋色》はとっても大好きになった作品。やっぱり私はこういうの文句なしに惹かれるんだろうなあ。色づく植物の葉のグラデーションがゴージャス!

ポストカードを買いましたが、これは作品の一部です。




水墨画なども。《飛泉》。とーっても黒が鮮やかだと驚きました。そして霧がかった辺りのグラデーションも繊細だし。

《龍蛟躍四溟》の龍などは、うひゃひゃって感じで笑ってそうな、ちょっとひょうきんな感じです。ちょっと癒し系の龍でした。

《野に咲く花二題(蒲公英・薊)》は優しい感じの絵で、こういう素朴な画題もいいなあって思いました。


posted by はな at 08:21| Comment(11) | TrackBack(6) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はなさん、こんにちは^^
先日僕もやっと観て来ました!
しかも「ルーヴル美術館展」、「ルノワール+ルノワール展」、そしてこの横山大観展です。 凄い“はしご”でしょ(笑) そのあとロートレック展にも寄りたかったのですが、予定があったのと目が疲れてしまったので断念。 ロートレック展は近いうちに行くことにします。
大観は大胆さと繊細さと緻密さとを体感し、不思議に冒険心もあるんだなぁと思いました。 少し水墨画でも勉強するかな(笑) 道具はあの時代だから質素な感じもしたんですが、当時は大変貴重なものだったんでしょうね^^ 海外にも目を向けていたなんて初めて知りましたよ(恥)
次は昨年見逃したフェルメール展へ行きたいです^^
Posted by cyaz at 2008年02月26日 17:47
私も近々行こうと思っているのですが、そうですかー混んでますかー。何がイヤって、混むのが一番イヤ・・・。でも、大観は見たいしね。悩みます。
はなさんの好きな絵、優しい感じのものが多いんですね。上のレビューもすごく優しいです。見習わなくちゃ。そして、参考にさせてもらいますね。
Posted by palette at 2008年02月26日 17:57
あの美術館で入場制限しているとは
よほど混雑していたのでしょうね。
うーーん。。。

最後の土日は大変そうですね。
Posted by Tak at 2008年02月26日 21:44
やはり混んでましたか…
一度20分待ちで諦めて夜に行きましたが、それでも夜にしては混雑して折り大観先生の人気振りを感じました。
さざ波はどれも美しかったですね…
《谷中鶯》遊び人振りが伝わる良い唄でした(笑)
Posted by るる at 2008年02月27日 08:19
♪cyazさん♪
cyazさん、こんにちは!
そのはしご、めちゃめちゃすごいですね〜!!
なんていうか、東京ぐるり一周って感じじゃないですか?
私は体力と交通費の消耗を最低限に抑えるようにはしごのスケジュールを組みます(笑)
大観展はいろんな雰囲気の作品が出ていましたね。これに触発されて水墨画、はじめちゃいます?♪♪
今年は数点のフェルメールが日本にくるっていうのもなかなか注目のニュースですよね。
私もこまないうちにいってきたいと思います!




♪paletteさん♪
私が運が悪かったのか結構こんでました〜><
でも、入場制限をかけてるおかげで、展示室内ではそんなに苦しいほど、ていうわけではなかったので、そのあたりはご安心ください!
新美の混雑といえば思い出すのがモネ展ですが、モネのときは多少離れていてもまあいいかなとあきらめもついたのですが、今回は《生々流転》とかの長い巻物系がケースに張り付かないと見えない感じになっていて、そこがちょっと厳しいですね。あとはまあ、人の頭のあいだから、という感じで^^;
大観展にいったらやっぱり富士に感動しなきゃかなとも思ったのですが、素直に自分が好きな絵の感想を書くだけにしておきました^^
自分で好きでやってるブログなので、これでいいのです!(笑)




♪Takさん♪
ふふふ〜^^
確かTakさんの大観展感想記事を拝見した記憶だと、あまり乗り気でいらっしゃらなかったような雰囲気が伝わってきた気がします(笑)
私は満足でしたよ!
モネの時よりデート風の若い男女が少なかったのも印象的でした。
これからますます混むかと思うと、やっぱり展覧会は最初に行くに限るな、と思いました><




♪るるさん♪
るるさんは夜間にいかれたのですね〜!
それでも混んでたとは…。
実は私、平日の昼間だったのですがチケットブースに30分待ちとかいう悲惨な掲示がされてありましたよ!
それでも、体感的には30分もたたない感じですっとはいれた感じで。
とにかく大観先生様々ですね〜。
《谷中鶯》、どんなのだったかな〜^^;すみません、記憶力が悪くて><
でも、全体的におおらかで人のいい感じが伝わる、「古き良き人物」って感じがした展示でした!

Posted by はな at 2008年02月27日 20:06
はなさん、こんにちは。
私も《阿やめ》はとくに好印象でした。
大観の描く龍は、威圧感はなく、恥しがり屋のような龍でしたね。威風堂々とした富士山と一緒に描かれたかわいい龍を見ると、大観の自画像かななんて想像しながら鑑賞していました。
Posted by Minnet at 2008年03月01日 10:55
♪Minnetさん♪
Minnetさん、こんにちは!
《阿やめ》、美しかったですね〜!
あの花の大きさには何かこめられたメッセージとかストーリーがあるのかな、と考えてしまいました。
かわいい龍を大観の自画像と見る見方、素敵ですね^^
作品を一通り見て、大観っていい人っぽいなーなんて思ってしまったので、そのイメージもにあうと思います!
Posted by はな at 2008年03月01日 18:39
私は前期の平日に行ってきたのですが、入場制限は掛かっていなかったものの、混雑していました。
実は、大観はちょっと苦手な印象だったのですが、今展を観て少し薄らいだ気がします。
Posted by palpal at 2008年03月01日 21:22
♪palpalさん♪
私も記事に仕上げるのは遅れましたが、これ、平日の昼間の出来事だったんですよ〜!
混んでたので巻物とかは大変でした。
ほとんどスルーしたかも…
私は日本画が全般的になんでもすきなので、これも大好きになりました!
Posted by はな at 2008年03月01日 22:49
終了間近の昨日、行ってきました!トラックバックさせてもらいました。(やっと馴れて来たみたいです。)おかげさまで入場制限もなく、それなりにお行儀よく見ることができました。情報ありがとうございました。タンポポや鹿をみながら、はなさんの記事を思い出していました。
Posted by palette at 2008年03月02日 09:49
♪paletteさん♪
わーい!コメント&TBありがとうございます^^
やっぱり美術館はゆったり見られるのが一番ありがたいですよね〜。
いいタイミングで行かれたようで何よりです!
またpaletteさんのブログも拝見しにお邪魔しますね☆
Posted by はな at 2008年03月02日 17:33
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