2008年02月18日

『細雪』

1983年。市川崑監督。

これもpaletteさんが以前ブログで記事にされていた時に見たいな、と思っていた映画です。監督への追悼の意をこめて作品がテレビ放映されていたから見ることが出来ました。

なんか、すっごくいい映画を見たような気持ちになってます。

古き良き、そして、滅びゆく、そういうものがもつ美しさに魅了されるわけです。それは関西の名家の出でもなんでもない、それこそ“月給取り”の家庭に生まれ育ったど庶民の私にとっては文芸作品でしか追体験し得ないものだけど、ほんと、うっとりさせられた。それは私にとってはフィクションの極みであり、時にこっけいささえ感じさせるものだけど。それでも見た後のこの不思議な満足感、何なんだろう。こういうのをやっぱり名作というのかな。

吉永小百合様って、昔も今もあの落ち着いた感じの声、かわらないんだ!ってすごくびっくりしました。最近の映画とかしか見たことないから、凛とした大人の女性っていう吉永小百合様しかイメージなかったけど、あんな、内に秘めるもののある、実は頑固な、不思議な女性が似合うなんて、と、新鮮な感動を覚えました。

あー、それにしても!本当にそういう言葉を使っている人々のおめがねにかなうかわからないんだけど、あの、西の美しい言葉って、ほんと、うっとりしちゃうよね。西のきたない言葉なら聞く(あと、使ってみたり?)機会が今までちょっとあったこともあるけど。たまらないなー。



素晴らしい宝物を遺してくれた市川監督のご冥福を心からお祈りいたします。
posted by はな at 23:54| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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