2008年01月08日

上海 近代の美術

今年最初の美術館めぐり、美術館初詣は渋谷にいたしました♪

松涛美術館で開催中の「上海 近代の美術」にいってまいりました(会期:2007年12月11日から2008年1月27日まで)。

地下1階が絵画中心、2階の展示室は書と篆刻の展示です。

古き中国の残照と新しい時代の潮流がないまぜになっていた時期の上海。そういう歴史の渦潮、みたいのにロマンを感じてしまうんですよね。そんな時代の上海を中心に興った美術の潮流。名づけてエコール・ド・シャンハイ(うそですよ)

こちら、美術館正面。松涛のあたりを歩くのが好きです。



こちらチケット。




中国の画家に疎いのですが、今回見た中では沙馥という画家さんが好きだな、と気づきました。結構丁寧に描いていて、それでいて艶やかさやのびやかさといったものもしっかりと兼ね備えているいい絵描きさんだと思います。

《仕女図扇面》というのは古い中国の雅やかさを感じさせる逸品。描かれている仕女の服の様子とか表情とか、優雅でかつすがすがしい明るさみたいなものを感じる。

同じく沙馥の《瓜■(←瓜に似た難しい漢字)綿綿図》というのはすいかみたいなものを切って食べようとしている子供4人の絵。これも、きれいな線で描かれていて、そして子供それぞれの表情が愛くるしくっていいんです。

ほかに気に入った絵は呉友如《春夜宴桃李図》。
解説によると李白の有名な詩に取材しているらしいのですが、無教養の私には漢詩の知識がなく…。でも、これを見ていると、友人たちとの豊かなつきあいって、ほんと、人生の醍醐味だなあって思うのです。

呉昌碩という人の作品はいろいろ出されていたみたいなのですが私の心にヒットしたのは《玉堂富貴図》。おめでたい、おそらく「富貴」の意を持つ花を描いた絵でしょう。解説によると「玉蘭」と「牡丹」。(メモしまちがいでなければね)筆に勢いのある作風なのですが、これは、構図のバランスが絶妙で、うまい具合に魅力抜群のいい絵に仕上がっていたと思いました。

あとは黄山寿《東山絲竹図》。謝安という人をモチーフにしているとのこと。(いやあ、ほんと自分中国文化に無知だわあ…と思ってます…)
王羲之(←これはぎりぎり知ってたよ!!)とも交流があった人だそうです。で、この絵では妓女を伴い山で遊んでるところ。絵自体も繊細な筆遣いが美しく、そしてなんていうか、豊かな時間、道楽もの〜って感じがしてよかったです。

2階の書については…書はきっとものすごく奥深くて見方とかもかなり通であることが求められるんじゃないかなーと思うわけですが、私なんかは素人なので、ただ、こう、過去の誰かが何らかの気持ちを込めて紙の上に墨をおいた、その跡をながめて、意味というより、巧拙というより、ただ、誰かが何かをした痕跡としての造形として眺めるのみです。


そんな中で好きだな〜って思ったのは、呉涵という人の《臨白石君碑》という書でした。

そんんな感じです!

台湾の故宮博物院にはこういう感じの作品やいろんな文物が山のようにあるんだろうなーと思うとぜひ一度いってみたい気がします。
台湾は以前旅行に行く計画をしていたのですが、行く直前に、もうなんていうか天上界が見えそうなくらい体の具合を悪くしてしまったので、なくなくキャンセルした、という思い出だけがあります。
あああ、ティンタイフォンの小龍包も食べてみたいよ!日本のじゃなくて台湾のが食べたいの!!

これはいつか台湾にいかなくては、ですね!!
旅行行きたいところが多い…
posted by はな at 19:31| Comment(5) | TrackBack(1) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

漢字変換の難しい名前の作家さんが多かったですね。
でも、こういった展覧会もいいものですよね!
Posted by Tak at 2008年01月09日 17:28
♪Takさん♪
Takさん、こんばんは!
漢字変換もそうだし、名前そのものを知らない人ばかりでした〜!
でも、日本画とはまた違った味わいがあってよかったです。日本画より奔放な感じがしました。
Posted by はな at 2008年01月09日 19:16
TBありがとうございました。こちらの詳細な記事を拝見して、会場の様子を思い出しました。

紗馥の《爪瓞綿綿図》や呉昌碩の《玉堂富貴図》は良かったですね。

呉涵の《臨白石君碑》の字は方正な感じが気に入りました。

李白の「春夜宴桃李園序」の「夫れ天地は萬物の逆旅にして 光陰は百代の過客なり 」は松尾芭蕉の「奥の細道」の冒頭に引用されています。
Posted by とら at 2008年01月09日 19:46
はなさん、こんばんは。
お正月ずっと家族とつるむので、自由時間がなくて、アート鑑賞に飢えております。
って、昨日東博に行って癒されましたが。
この松濤界隈、爆発もあったけれど、
とてもいい感じでお散歩大好きです。
松濤、戸栗、Bunkamura、
たばこ塩、こうやって渋谷を歩き倒すのが
至福の時です。
はなさんも頑張って記事にいているから、
私も早く行きたくなりました。
Posted by あべまつ at 2008年01月09日 21:08
♪とらさん♪
とらさん、こんにちは。
お越しくださりありがとうございます!
とらさんのブログ、いつも拝見してます。
そちらで《玉堂富貴図》の画像を拝見して、ああ、やっぱりきれいだったな〜と思い出しました。

李白についてのご教示ありがとうございます!
あの奥の細道の冒頭部分の元になっているのですね〜!日本文化を理解するにも中華文化からの影響っていうものを理解しなくちゃな!と思った次第です♪



♪あべまつさん♪
あべまつさん、こんにちは!
奥様業・お母さん業をされながらご自分の時間をとるのはきっと大変ですよね。
その中でも常にアートもとめて行脚されてるの、素敵です☆
東博にいかれたのですね!私も近衛家見に、近いうちにいきたいなあ…と思います。
松濤、いい雰囲気ですよね!戸栗は初でしたが、いいところでした。たばこと塩はちょっと離れているけど、bunkamura・松濤・戸栗で私の中で勝手に渋谷アートミニトライアングルと命名されました♪
あべまつさんも素敵な時間が取れますように!
Posted by はな at 2008年01月10日 16:33
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松濤美術館で「上海・近代の美術」展を観る!
Excerpt: 松濤美術館地下1階、エレベーターホール 海を越えたら上海 どんな未来も楽しんでおくれ 海の向こうは上海 長い汽笛がとぎれないうちに 海を越えたら上海 君の明日が終わらないうちに ..
Weblog: とんとん・にっき
Tracked: 2008-01-17 00:58
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