2007年12月20日

フィラデルフィア美術館展

都美で開催中の「フィラデルフィア美術館展」に滑り込んできました(会期:2007年10月10日から12月24日まで)。




感想を一言で言うと「なんか美術の教科書並みやな!」ていう感じ。人気でそうなところを満遍なくおさえていて、という感じで、どの教科も優秀な成績をおさめる出来杉君っぽい。その甲斐あってか、非常に混んでてあまり環境がよかったとはいいがたいですが、でも、人の頭の間からでも自分のペースでのんびり好きなものを中心に見てきました。


ムンク展とは違い、これはまさに「絵画の展覧会の王道☆」て感じなので、迷うことなく、自分が気に入った絵のことについて簡単に記録メモを残しておくことにします。

エドゥアール・マネ《カルメンに扮したエミリー・アンブルの肖像》、華やかな絵、背後にドラマというエネルギーを感じさせる肖像画。肌に光が強く当たってる感じが生き生きとしていていいです。私、結構マネの絵好きかもって最近思ってきた。あの、ぎゅっと、がしがしっと濃い感じが。

で、そんなマネ、《キアサージ号とアラバマ号の海戦》ていう戦争に取材した絵も描いているんだけど、これは私の好きなマネテイストってわけではなかったので、こんな絵も描くんだ〜とちょっとびっくり。

モネの《マヌポルト、エトルタ》っていう絵、水の感じがなんとなく見た覚えがあるので帰って来てから「大回顧展モネ」行った時の日記見返したけど、見たことあるわけじゃなかった。こういうとき日記って便利。

ルノワール《ルグラン嬢の肖像》は秀逸!お嬢様の表情が8歳とは思えないのですが、これは美しい女性大好きのルノワールさんの理想がにじみでたというところでしょうか。それにしても美しいです。ルノワールの絵は服を着てるほうがいいんじゃないか…とか、なんとか思ってみたりして。

セザンヌ《セザンヌ夫人の肖像》、静かな絵、清楚な感じのする奥様。むしろ、質素という言葉があうくらいの雰囲気なんですが、好印象を与える女性像に仕上がっています。セザンヌとその奥さんはどんな夫婦だったのかな。いい夫婦だったんじゃないかなって、勝手に想像しました。

ホアキン・ソローリャ《幼い両生類たち》。タイトルがしゃれているじゃないですか!浜辺で遊ぶ子供たちを描いた絵。水にぬれた肌が光に照らされている質感がぬめっと描かれていて、「ほんとに両生類になっちゃうよ〜」とか思いながら見てたけど、でも、楽しそうでいい好き。なんか、テーマの切り取り方が写真アート的なものを感じさせる。

パウル・クレー《魚の魔術》というのがデザイン的に気に入った。ていうか、私、中学生の時、美術の時間にこんな感じのデザインで作品作ったことあるよ!!ほんとだよ!!お、私と同じ感性の人がいるな、て思ったもん(笑)。なーんていったら、パウル・クレーさんファンに石投げられるな。

シャガールの《自画像》が出ていました。魅力的だったな〜。小さい画面なんだけど。まだちょっと若い頃って感じの自画像。藤田嗣治の藝大卒業の時の自画像も好きなんだけど、このくらいの年代の自画像って過剰な自身とか不安とかが見えるようで、若さっていいなーって思う。

そんな感じ!

やっぱり、混むとわかってる展覧会は会期の初めのほうにいくべきですね。
posted by はな at 19:22| Comment(4) | TrackBack(4) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これ、もし20日のお話なら、ニアミスですねー!私はムンクに行ってましたよ!上野のどこかで、すれ違っていたかもね^^

「美術の教科書」みたいというの、ほんとそんな感じですね。「ムンク」とか「モネ」のような個人のほうが見応えはあるけど、「ルグラン嬢」はかわいいですよね。
Posted by palette at 2007年12月21日 08:26
♪paletteさん♪
むむ〜!残念!!これは12月16日のことなんです〜^^;日曜日にムンクとフィラデルフィア、両方みてきたんです。無精なものでフィラデルフィアのほうの感想メモを書くのがくれてしまいました。ニアミスではなかったけれど、同じ空間で同じものを観たって、思うに不思議なことですよね^^

今回はムンクが絵もコンセプトも強烈だったし、ということで、ちょうどこちらで王道の絵画展をみた感じで中和されたみたいです!
ルグラン嬢はかわいかったですね〜!でも、頭の間からだったんですよね;;もっと近づいてみたかったなーって思います。

Posted by はな at 2007年12月21日 20:10
こんばんわ。
フィラデルフィア美術館展もそうですが、モネ展とか、ムンク展とか、結構同じ美術展を見てるなー、と思いました。

個人展より○○美術館展の方が混みますね。そして、東京都美術館は混むとロッカーを確保するのが大変ですね。


僕はクレー、カンディンスキーらの抽象画が好きですけど、石なんて投げないよ!
素敵な感性をお持ちだと思います。



また寄らせていただきます!
Posted by COZY at 2007年12月23日 01:59
♪COZYさん♪
COZYさん、こんにちは!
こちらにも遊びに来てくださってありがとうございます♪

○○美術館展のほうがいいとこどりでいろんなものをみられるから、気軽に遊びに行くのにいいんじゃないかなーって思います。
で、そこから好きな画家さんをみつけて、自分の中にしっかりしまっておければいいんだとおもいますし。

COZYさんの記事を拝見して、そうだ、クレーの作品みたいな感じで幼稚園の時も作品を作った!て思い出しました♪

またお越しくださいね^^
Posted by はな at 2007年12月23日 12:58
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