2007年10月14日

Great Ukiyoe Masters

松涛美術館だなんて渋いところで、こっそりどえらい展示が開催されています!!

Great Ukiyoe Masters/春信、歌麿、北斎、広重
ミネアポリス美術館秘蔵コレクションより

↓松涛美術館案内
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/museum/
↓展示案内
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/museum/20071002_ukiyoe.html

会期は10月2日から11月25日。前期は10月28日まで、後期は10月30日から。前期後期で作品総入れ替え。…これは、後期も見に行きたいなあ…かなり、相当、めっちゃいいですよ!!








私は見ている量も勉強も足りないから、全然「浮世絵通」なんてことにはなれないのだけど、それでも、浮世絵が好きです。見るのが楽しい。美人画とひとくくりにいってみても、みんなそれぞれ趣向を凝らした美人が見られるし、役者絵はあまりお芝居を見に行く機会のない私でも「かっこいいなあ、粋だなあ!」って思わされるし、風景画や普段の様子を描いたのも好きだし、あと、結構好きなのが、“浮世絵”っていうカテゴリーからははみでるかもしれないけれど、浮世絵師が描いたってことで浮世絵展にたまにでてくる花鳥画系の絵だったり、戯画!みんな面白いんだ。

今回も次から次へと飽きさせない作品のオンパレード!有名絵師の作品がわんさか!とてもよかったです。

それでは、その中から特に印象に残った作品をメモ!

鳥居清広《佐野川市松》。あの虚無僧のかごみたいな笠をさっととって顔を見せている人物を描いた絵。「虚無僧の顔を見せたる暑さかな」という句が添えられていて、暑い夏のことなんだろうけど、でも、このかっこよさでなんだかさわやかな夏だな!て思っちゃいました。着ている着物も華やかで、髪型も女性っぽいと感じて、うーん、これはどういうことなんだろう?と一人悩んでました。見立て系なのかな?と思ったり。帰って来てからネットでちょちょっと検索してみたらどうやら女形をしてた人なのかな?あと「市松模様」の由来になった人とのこと。ネットって物知りねえ。

鈴木春信の《座舗八景》も面白い。中国の「瀟湘八景」から着想を得て、室内での様子を見立てて描いてます。白い布だっけかな?そんなものを雪に見立てたり。

鳥居清長の《三囲神社の夕立》もいい。夕立が降り始めたところの様子で、軒先に駆け込んでくる美人達の様子が臨場感たっぷりに描かれていてそれも魅力的なんだけど、個人的にはちょっぴりギャグっぽく描かれた雲の上の雷神様たちがツボにはまりました!ちょいとこざっぱりした粋な旦那衆って感じの服装。こんな雷神様みたことないよ〜!

歌舞妓堂艶鏡という絵師さんの作品がありました。解説によるとその作品は7点しか確認されていないとのこと。それが見られるなんて貴重だ〜。謎めいたところといい、絵の雰囲気といい、写楽を思わせる!

あと、花鳥図っぽいものもいくつか。

葛飾北斎《黄鳥 長春》。写実性にも優れているし構図のバランスも素敵。あと、この時代にバラ(←長春というのはバラらしい)があったのかあ、とちょっと感心。同じく《松に鶴》もすばらしい!

歌川広重もいーっぱい出ていました!《月に雁》はとてもダイナミック。《和漢朗詠集 藤に燕》もようございます。

最後にとっておきのお気に入りが広重の《童遊ひ見立ほふづき》。ほおづきの実が人の形になって、子ども達が手をつないで遊んでるみたいになってるの!こういうのかわいくて大好き!広重といえば夏に見た《童戯武者尽》もめっちゃ大好きだったし、この人の描くちょっととぼけた戯画、大好きです!

なんか書いててますます後期も行きたくなってきた…。

posted by はな at 09:28| Comment(6) | TrackBack(2) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あ、面白そう!
観に行ってこよう。
比較的近くだし。
そうか、色々やっているんだね。
教えてくれてありがとう。
Posted by at 2007年10月14日 13:57
♪そさん♪
なかなか盛りだくさんの内容の展示ですよ!
おすすめです☆
bunkamuraまで行ったらちょっと足を伸ばせば着くっていうのも魅力ですよね。私、あの辺の静かな雰囲気好きなんです!
入場料300円という破格のお値段なのでぜひぜひ足をお運びくださいまし♪
Posted by はな at 2007年10月14日 18:19
こんにちは♪
浮世絵大好きです!
会期11月25日までですか?
もしかしたら見に行ける可能性がないわけでもないかも(ってすごく遠まわしな言い方になっちゃった・・・笑)。
いい展覧会をご紹介頂いてありがとうございます。
11月に東京に行く予定なので、参考にさせていただきます♪
Posted by sakuraya at 2007年10月14日 23:21
♪sakurayaさん♪
sakurayaさん、こんばんは!
東京遠征されるのですね!
sakurayaさんの、好きなものを追い求めるバイタリティ、尊敬します♪私もうごきまわるぞ〜^^
松涛美術館は京王井の頭線の神泉駅からも近いですが、渋谷からbunkamuraまで歩けばあとちょっとだな、と思うので、私はあの辺は歩いちゃいます!
いい展覧会なのでご都合ついたらぜひいらしてくださいね!
Posted by はな at 2007年10月15日 20:43
こんばんは。
浮世絵って見始めるとどんどんハマリますよね。
春信があれほど並ぶとは予想だにせず、感激しました。広重のほおずきも面白かったですね。
後期も楽しみです。
Posted by Minnet at 2007年10月30日 00:47
♪Minnetさん♪
Minnetさん、こんばんは!
浮世絵っておもしろいですよね〜。どんな展覧会へ行っても趣向を凝らした作品が次から次へと出てきて。私はまだまだ「摺りが…」とかそういう専門的な見かたはできないのですが、そのデザインをみているだけで十分楽しめます。
いつか体系的に歴史っぽいものを頭に入れたいなあって思ってます。
後期も行こうかな♪
Posted by はな at 2007年10月30日 19:39
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Weblog: とんとん・にっき
Tracked: 2007-10-14 22:38

「Great Ukiyo-e Masters 春信、歌麿、北斎、広重」展
Excerpt: 芸術の秋、真っ盛りです。 今回は、渋谷区立松濤美術館へ行ってきました。 JR渋谷駅から歩いてBunkamuraを通り過ぎ、5分ほど歩くと、渋谷区立松濤美術館があります。 今回が初めての訪問で..
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