
章立ては「第1章 宗教・神話・寓意」「第2章 統領(ドージェ)のヴェネツィア」「第3章 都市の相貌」となっています。分量は1と3が多いので、イメージとしては「前半:宗教画・後半:都市の風景」といったイメージです。
印象に残った絵をメモします。
まず、展覧会のメインイメージにも使われているティツィアーノ・ヴェチェリオ《洗礼者聖ヨハネの首をもつサロメ》がとても美しかったです。オスカー・ワイルド以降的なおどろおどろしさはなくって、透き通るような清純な乙女としてのサロメに見えたのですが、それは観方が甘すぎですか?
アントニオ・ザンキ《善きサマリア人》は、なんかデッサンが少し変?とか思いながらも、ドラマティックな描き方が好きでした。肌の光感とか。サマリア人の爪とかすごくリアルだなって見ちゃった。
あと、不思議な白黒の絵なんだけど、ジャンバッティスタ・ピットーニ《寓意のモニュメント(アイザック・ニュートンに捧げる)》という作品。もう1枚別の人の似たような作品があってそれも《寓意のモニュメント(ウィリアム・クーパーに捧げる)》。共に1725年の作品。どういった意味がある作品なんだろう。解説が欲しいところでした!前者、ニュートンのほうは、絵のなかを一筋の光が走っていくの。で、人々は大きく動いていたところを写真で切り取ったように制止してるって感じで。変な絵〜。なんか印象に残りました。
ジャンバッティスタ・ティエポロ《ゴリアテの首をもつダヴィデ》もよかった。光と闇のコントラストがいいね。ダヴィデはあまりイケメンに描かれていなかったけど(少なくとも私好みの顔ではなかったという低レベルな話)でも若々しい感じが出ていていいです。顔とかが赤いのは返り血?
こうして振り返ってみると、気に入った絵は前半に固まっているみたいだわ。
でも、第2章、第3章も当時のヴェネツィアに思いを馳せさせる魅力を持つ絵がそろっていました。
絵ていうか、解説の中に「ロマンあふれるな〜」と思わされた事象があって、それはなにかっていうと「ヴェネツィアと海との結婚」ていうのがあって、船出してイベントしたりするんだって!そういうのってすごくわくわくするなあ!
第3章はヴェネツィアの風景画が多くて、なんか懐かしい気がしたのは、パソコンと共に昇天した私のイタリア旅行写真が草葉の陰から叫んでいるから?私がヴェネツィアを旅行した日もとても晴れていたよ…。そもそも、懐かしいっていうのは、どういうことかしら。当時の様子が今のヴェネツィアにも残っているということなのかな?
風景画以外でこの章で気になったのはティツィアーノ・ヴェチェリオ(帰属)《混血の少年の肖像》。肖像画を描いてもらえるっていうことは、ある程度以上お金がある人でしょう。少なくとも超貧乏など庶民の子の肖像画はないんじゃないかなーと思うわけですが。となると、このエキゾチックな顔立ちの“混血”の少年はいったいどんなバックグラウンドを持つ人なんだろう、と、ヴェネツィアは予想以上にコスモポリタンな都市だったのかもしれない、なんて、いろいろ想像しました!
いい絵がいっぱいあって、個人的な嗜好としては特に前半に大満足の展覧会でした

TBありがとうございました。
会場の雰囲気も(特に照明など)展覧会に合っていて、とてもよい展覧会でしたよね。
ヴェネツィア絵画の特徴そのものはそれほどわかりませんでしたけど、ヴェネツィアを訪れてみたい気にさせられました。そういう点では、後半も、当時の風俗がわかる絵があったりで、見所がありました。
サロメの絵がなぜこういう絵として表現されたのでしょう。とても知りたいです。
わざとヨハネに扮し、サロメを聖女のように
描いたのかなぁと思うようにもなりました。
Minnetさん、こんばんは!
閉館間際って空いてたりするけど、時間がたりなくなったりすると、すごくなごりおしい気分にさせられますよね^^;
ティツィアーノのサロメはついつい立ち止まって見入ってしまう1枚でしたね。世紀末、オスカー・ワイルド的なサロメのイメージばかりがある私の頭の中を一掃してくれました。これは、しばらく心に残りそうです。
♪sakurayaさん♪
sakurayaさん、こんばんは!
お越し頂きありがとうございます☆
bunkamuraのミュージアムってなんだか独特の雰囲気が会って私も好きです♪別段、部屋が広いってわけでも天井が高いってわけでもないと思うのですが…なんなんでしょう?不思議です。
でもbunkamuraに限らず、どこの美術館もそこ独自の雰囲気があって好きです!
とりとめもないブログですがどうぞまたお越しくださいね!
♪キリルさん♪
キリルさん、こんばんは!
後半の景観画は誰かが行った旅行の写真を見せてもらっているような気分にさせられました。私も行きたい!!みたいな。
そういう意味では1つの展覧会で毛色の違った絵を複数見ることが出来ておもしろかったと思います。
サロメについては皆さん心に残ったとおっしゃってるみたいですね。
サロメのおだやかな美しさ、私も気になります。
♪一村雨さん♪
一村雨さん、こんばんは!
それは新解釈ですね〜^^
斬新な自画像的な意味合いを持った絵?
でもほんと確かにあのサロメは聖女と表現できそうな雰囲気を持っていたのが不思議です。
改めてティツィアーノのサロメを使ったこの展覧会のチラシは魅力的だったと思います。私けっこうチラシに左右される人なのですが、これは見た瞬間飛んで行きたい気持ちにさせられました。
「ヴェネツィアと海との結婚」と解説にある絵というのは最後のベッラの作品ですよね? たしかにカナレット等にくらべると技術的には劣るのかもしれないですけど、わくわくする楽しい作品がたくさんありました。ヴェネツィアいきたいです☆
chat_noirさん、こんばんは!
おっしゃる通り、ちらし・ポスター、印象的でしたね!私もこのメインビジュアルに採用される絵に強く影響を受けてしまうタイプなので、いざ展示を見るときは、なるべくその印象を頭からとりのぞいて見ようと心がけるのですが、そう心がけてもこのサロメはやっぱり目をひきました。
私が「ヴェネツィアと海との結婚」ていうイベントについて読んだのは、第2章のあたりだったかな〜?って思います^^;でも、第3章の解説に出てきた可能性もありありだと思います!ごめんなさい、3章の解説はちょっととばしました…+_+
第3章は私も同じく「ヴェネツィア行きたいぜ〜!!」て思いながら見てましたよ〜♪
ティツィアーノが飛びぬけてよかったですね。
それと最後のガブリエル・ベッラが描く
独特の風景画も愉快でした。
Takさん、こんばんは!
ティツィアーノのサロメがやっぱり印象に残っています。メインビジュアルに使われてる、展示でも心惹かれた、そして、ブログでも皆さんの反応が大きい、のトリプルパンチです。
最後のベッラ、どんな絵だったでしょう〜^^;
最後、お恥ずかしながら、ヴェネツィア観光気分でさーっと流してしまったので…。chat_noirさんもコメントに書かれてるので、すごく思い出したいです@_@;
>透き通るような清純な乙女としてのサロメに見えたのですが、それは観方が甘すぎですか?
この絵、私も同じような感想を持ちました。
妖艶というよりは清楚な感じで乙女らしい雰囲気でしたよね。
このところ、なかなか展覧会にいけなかったり、行っても感想を書くのが遅くなったりしてもどかしいです。
次のBunkamuraのアンカー展も楽しみです。
しのぶんさん、こんばんは☆
コメント&TBありがとうございます!
>この絵、私も同じような感想を持ちました。
>妖艶というよりは清楚な感じで乙女らしい雰囲気でしたよね。
おっ!なんだか嬉しいです^^
「サロメ=妖艶」になるのはもっとずっと後ですもんね。清らかな美しさだったと思いました。
私も記録しておきたいことが多々あるのですが、昔に比べると時間に制約も出てきたので、まあ書けなかったとしてもあまり気にせず、気楽に楽しんでいければいいかな〜って思ってます!
東京はいろんな展覧会があってほんとに住みやすいところだなあって思います♪
もうね〜綺麗なお姉さん大好きですから!ははは・・・(^_^;)
私も前半の展示に大満足、それも最初の展示室が全てって感じでした♪
1周年おめでとうございます♪
(*^ ^)/。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ Congratulations
《洗礼者聖ヨハネの首をもつサロメ》大人気ですね!
私も好きです^^
そうそう、私もきれいなお姉さんを見るの大好きなんですよ〜!きれいなお姉さんの絵をみていると、ちょっときれいのおすそわけがもらえるような気がして…そんなことないですね^^;
あと、1周年のお祝いもありがとうございます♪
これからもどうぞよろしくおねがいします!