2007年08月28日

AYAKASHI 江戸の怪し ―浮世絵の妖怪・幽霊・妖術師たち―

これももう会期が終わってしまったのですが、とても面白かったです。
この夏に結構美人画を見る機会があったし、あと、江戸百も2回くらいみたから、なんとなく、生意気にも「もうちょっと雰囲気の違う浮世絵が見たいな〜」とか思っていたので、これは超行きたいって思ってました。でも結構会期最後ぎりぎりになってしまいましたよ。
でも行ってよかった、おもしろかった。これは図録欲しいと思った。ポストカードも欲しいと思った。でも、図録は売り切れ、ポストカードは作っていないとのこと。前も太田記念に会期ぎりぎりに来て図録無かったんだよなあ。学習しないなあ。

入り口の看板の写真。




百々眼鬼(どどめき)というんだそうです。これはまじできもいんだけど。よく化け物系の表象のことを評して「恐ろしげななかにもユーモラスな…」みたいな表現てあると思うけど、これはきもい、私的に。だって肌がしわしわな中から眼が見えてるんでしょ、うー、考えただけで鳥肌びびびだわ。ちょっとしゃれになってない。

なんでこれが看板なんだ、と思いつつ、それ以外のは、絵としてとてもおもしろかったです!こういうキモおもしろい浮世絵いいね!

展示全体の印象を思い返すとやはりこの8月の展示は月岡芳年の独壇場ではないか、というような気がします。《月百姿》《和漢百物語》という揃物から見事な作品がたくさん出ていて、なんか、とにもかくにも、月岡芳年だらけだったような思い出があるなあ。
絵の雰囲気として、ちょっとスタイリッシュっていうか、やっぱり時代が今に近いなっていうのを感じます。明治時代に活躍した絵師さんだもんね。

それと双璧をなす、今回の展示の私的大ヒットが歌川広重《童戯武者尽》というシリーズ!!このおやじギャグ的笑いのセンスと、脱力系の画風が最高なんですよ!!例えば、妖怪退治で有名な(←記憶おぼろげ)金時っていう武者が金時豆売ってるとかね、那須与一が女官のおしりに矢を放っちゃったとかね。もう、あほですわ。

夢のような想像だけど、これ、もし、どこかの出版社が揃物ひとまとめで画集にしてくれて出版してくれたら、涙流して買うわ〜。もうね、100部くらい買って親類縁者に配りますよ!

広重といえば江戸百からも1枚出てました。江戸百からこの展示に出てそうなのといえば…そうです、あの狐火の絵です!《王子装束ゑの木大晦日の狐火》でした〜。

三代歌川豊国《東海道五十三次之内 白須賀 因幡之助 猫塚》は猫の毛の彫が超こまかいの〜。ところで、知りたいのですが、東海道五十三次と冠する作品っていろんな絵師が描いてるの?

ほかにもいろいろありました!

また来年の夏もおもしろいあやかしを見せてください。
というよりもむしろ《童戯武者尽》展とかやってください☆いや、まじで!!



posted by はな at 18:41| Comment(5) | TrackBack(3) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
芳年良かったですね。あまり浮世絵の得意でない私も、彼の作品にはとても魅せられました。
やはり妖怪や化け物ばかり揃うと愉しいものです。

図録は最後の一週間くらいまでは残っていたようです。
1200円とお安かったですし、ハガキもなかったので良く売れたのかもしれませんね。私も買い損ねました…。
Posted by はろるど at 2007年08月28日 21:51
こんばんは。

《童戯武者尽》はまさに脱力系ですね。ベタなギャグに釘付けになりました。展覧会があったら飛んで行きます。そうしたら図録になりますよね。実現したら楽しそうです。
こういう展覧会なら、浮世絵はちょっと、という人も楽しめますね。
Posted by キリル at 2007年08月29日 00:05
♪はろるどさん♪
ほんと、芳年ファンが増えそうな展示だなって思いました!見事な作品がたくさんありましたもんね〜。やっぱり時代性というのか、浮世絵といっても浮世絵らしくない雰囲気が魅力になっているのだと思います。

図録、はろるどさんものがしてしまったのですね^^;
やはり小さな美術館だからあんまりたくさん刷りすぎてあまらせるてもいけないから数は少なめにするんでしょうか。
今度は会期の早めにいきたいと思いました!



♪キリルさん♪
キリルさん、こんばんは^^
《童戯武者尽》展、ほんとに実現して欲しいっ!なんて妄想しちゃいますよ〜!
こういう作品は一こま漫画っぽくて、日本人の漫画好きの血筋かなあなんて思っちゃいます。

あと、リンクご快諾頂きありがとうございました!こちらもリンクしていただいていたようでありがとうございます^^わがブログは余裕のリンクフリーなので、リンクされるもはずされるもお気に召すままです!

これからもよろしくお願いします☆
Posted by はな at 2007年08月30日 15:51
僕も行きましたよー。
色んな絵があって楽しめましたね。
僕は三代目豊国の漫画的な絵にびっくり。
こんな浮世絵師が江戸時代にいたなんて…
あ、この話をブログに書くのを忘れてた…
カタログは白黒が多くて買いませんでした。
Posted by RICARDO at 2007年08月31日 11:10
♪RICARDOさん♪
RICARDOさん、こんばんは!
お越し頂きありがとうございます^^
一風変わった浮世絵をたくさん見ることが出来てとても楽しい展示でしたね!
たしかに、日本人には漫画がうまい血がながれているのかな?なんて思わされました。
カタログは白黒が多かったのですね〜。
それはちょっと私も購入をためらうかもしれません。小さい美術館だからあまり図録でリスクをとれないのはしょうがないことなのかもしれませんね。
Posted by はな at 2007年08月31日 22:49
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