2007年06月03日

シンポジウム「日本の200年 日本の歴史は“特別”か“普遍”か」

昨日6月2日、昭和女子大学で開催されたシンポジウム「日本の200年 日本の歴史は“特別”か“普遍”か」に参加してきました。

イベント概要はこちら

最初はいつものミーハー根性、私のアイドル・カン様こと姜尚中氏情報スジからゲットした情報だったのですが、なんと、パネラーに川勝平太氏が!!この人はねえ、私がおばか大学生だった頃、すごくあこがれてた人!!またいつもの私的ジャーゴン「萌え」を使わせていただきますと、アカデミックに萌えさせてくれた人、なのよね。だから今回はかなり期待大で行ってまいりました!

基調講演はこの度著書の日本語版が「日本の200年」という題名で出版された、ハーバード大学歴史学部長のアンドルー・ゴードン氏。本当は「日本の200年」を呼んでからこのイベントに参加したかったんだけど…京都旅行の夜にでも読もうと思って持っていたのよね。でも、だめだった。毎日、歩きつかれてくったくた。夜ご飯食べると同時にまぶたが重力に負けて…みたいな感じだったから、当然未読。なんだこの感じ、指定論文を読まずにゼミに参加するときの居心地の悪さを100倍に薄めた感じの冷や汗。まあ、あの指定文献を読まずにゼミに出るときの死にたくなるような針のむしろ感は特別だけどね。

それはともかく、講演の概要は、ゴードン的歴史観ということで、「日本史」を見るときに、他の社会・歴史との類似性を見出すという「比較性」とグローバルな歴史のコンテクストの中で読み解くという「関連性」の2つの軸を用いる、ということで、その眼差しで見たときに、大きな意味を持つ歴史的イベントをいくつか列挙・説明してくれました。また、歴史の「関連性」ということで、語的にどうか、という、つっこみも心の中に抱きつつ、"multi-directional citation"ということを挙げ、例として世界における「女性(モダンガール)」の出現・相互関連性について語ってくれていました。同様に「ミシン」の広告表象についても興味深い論考を語ってくれていました。今度ミシンを題材にした研究をまとめるご予定のようです。

パネルディスカッションもなかなか面白かったです。4者4様というか5者5様(司会の坂東真理子先生も時々コメントを求められていたから)の関心対象・歴史観というものがでていたところを、それらをうまく敷衍して、というか、若干強引に、というか、まあ、それがコーディネーターのコーディネーターであるゆえんであるけれども、かなりの力技でうまく川勝氏がまとめてくれていました。川勝氏に惚れた。あと、こういっちゃ失礼千万だけど、はじめて、姜尚中氏のアカデミックな発言聞いた…(まじ失礼)。ああ、この人も学者だったんだ、みたいな、ね。私的カン様萌えポイントはアカデミックなところではなかったし、加えて、最近のカン様の言説はもうファンやめたくなるようなどうしようもない言葉の切り売りが多々見られたりだったんだけど、今日はなんだか惚れ直したわっ♪

ちょっときつそうだったな〜と思ったのはゴードン氏。やっぱり日本語ネイティブの学者とのディスカッションは少々酷な感じが。文献読むのと学術的なディスカッションを耳で聞き、すぐレスポンスするってのは難しいよね。でもね、出だしは苦しそうでも、最後まで聞いてるとちゃんと相手の発話に対するレスポンスになってるのよね、さすがだなあ〜ってこれは本当に感心しました。それにしてもハーバードの歴史学部長が日本研究してる人だなんて、なんとなく嬉しいようなくすぐったいような感じしない?

でねでね、私の予定では、今回の記事はこの辺で終わるはずだったのよ!ところがね!!なんとね!!!このあとね!!!!!

レセプションにもぐりこんじゃったの〜!!!!!予想外で〜す(←だから死語だって。)ていうか、予定外で〜す。

ありえなくない?まわりは学者に研究者に出版関係者に、と、エリートぞろい。間違いなく、私だけ、場違い。におい立つ、ばかのオーラ、隠そうとしても隠し切れるもんではない。もう、「おばか」と書いたコサージュでもつけてる気分でしたよ。そんな、ある意味マゾ的な気分を抱えつつ、会場へ…。

いやはや最初はね、まっすぐ帰ろうと思ったんですよ。でもね、ライブであの川勝平太氏に会えるチャンスってあんまりないだろうし、ちょっと強引でも握手とかしてもらっちゃおうかな〜と思って舞台袖にいったら、出版社の人役員の人かに「先生はレセプション会場ですから、どうぞ、ご参加ください」なんていわれて、超おろおろしながら急遽参加することになったのだ。

でね、結果として…ちょっとの時間だけど川勝氏独り占めしちゃったよ!!!すごくない?握手とかしちゃった☆名刺もらったし!!まじ、ミーハー。もう私の中では論文の著者としての記号である、活字の「川勝平太」ではないです。「川勝先生」へと変換された瞬間です。ていうかね、超魅力的。配られた資料にプリントされた写真はいまいちだったんだけど、近くで会ったら、超素敵なナイスミドル。やばい、惚れた。静岡の大学院いこうかな。しかも、どこでどう間違ってそういう話題になったかよく覚えてないんだけど「そのうちいい男性があらわれるから」と人生に対してものすごく重要なエールを送ってくださいました(笑)。先生、その予言、信じますよ、ていうか、すがりますよ。会場で配られた資料には近著として「美しい国三部作」という読む気もうせるような本を出しているらしくて、その題名を見たとき、「おいおい、学者として恥ずかしい本を出しちゃったんじゃないでしょうね」と、どん引きしたのですが、なんかこのお方が語る“美しい国”なら、また麻薬のような高揚感を感じられるかも、なんて思わせてくれる、そんな吸引力のある方でした。あぶない、あぶない。なけなしのクリティカル・シンキングをふるいたたせるんだ、自分よ。

で、次なるターゲットは、もちろん韓流スターのカン様。でもさすがカン様、出待ちの列が長い!!しかもご多忙!!!一瞬だけお話できたんだけどね…まったく、あのときの自分を呪い殺したくなりますよ。「以前、丸の内の丸善でのサイン会でお会いしたことがあります☆」とか、そういうミーハーな話題のふり方をしたもんだから瞬時にミーハーファン認定。私の前からあっという間に風のように去っていかれました。チーン。ひどおい、つれないっ!!そりゃー、ミーハーファンだけど!死んでも治らないおばかだけど!学術シンポジウムのあとのレセプションにミーハーファンはきちゃだめって?ひどいよー、ひどいよー。でもそんなクールさがまた追っかけ心をかきたたせるのよ♪でもやっぱり私はクールな人より楽しくお話できる人のほうが好きだから、今日のところは川勝先生に軍配があがったな。て、誰も私に審判を求めてないって。

カン様去りし後は会場でお近づきになれた、出版社の方と大学院生の方とお話させてもらいました!素敵なお二人でしたの〜!やっぱ賢い女性は素敵だわ。私もね、及ばずながらね、努力してね、ちっとはおばかから脱却しないとね、人としてだめだわ。そんな風におもったです。

ともかく、実り多き1日でした!!

あ〜またこういう機会がほしいなあ。楽しいよね。豊かだよね。

さ、後追いだけど「日本の200年」読むかっ!
posted by はな at 11:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「アンドルーゴードン 昭和女子大学」で検索していたらこのブログを発見しました。舞台袖で「川勝先生はレセプション会場ですから、どうぞ、ご参加ください」と申し上げたのはおそらく私だと思います。

ゴードン先生の講演中に電気を消してしまうなど、段取りに至らないところが多々あったかと思いますが、ご参加いただき、主催者(裏方)として感謝しています。誠にありがとうございました。
Posted by yama at 2007年06月05日 23:55
♪yamaさん♪
yamaさん、こんにちは。
シンポジウム運営大変にお疲れ様でした。ありがとうございました。
このような拙いブログにお越しいただいて恐縮です。というより、ほんの短い時間とはいえ実際にフェイスtoフェイスでお会いしたことがある方にこのブログを見ていただくことはこれが初めての経験なので、かなり恥ずかしくて顔から火が出る思いです…。しかもこんな情けない感想を書き連ねているものですから…。

シンポジウム、大変興味深く拝聴いたしました。またこのような素敵なイベントに参加できることを楽しみにしております。お仕事、がんばってください!
Posted by はな at 2007年06月06日 08:53
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