2007年04月19日

『宋家の三姉妹』

1997年の作品。メイベル・チャン監督なんだ…香港映画なんだね、今日までそのことを知らなかった。マギー・チャンも標準語で演技してるし、ずっと大陸映画だと思ってた…。けっこう大陸色がすると思ったのにちょっと意外。まあ、1997年ていう年も年だからなぁ…。

物語は辛亥革命の時代から始まり、実業家に嫁いだ長女・宋アイリン、孫文と結婚した次女・宋慶齢、蒋介石と結婚した三女・宋美齢というそれぞれ近代中国のキーパーソンの妻となった宋家の三姉妹の人生を描きます。

あてこすりのような「映画的レトリック」は最小限に、ひたすらストーリーで魅せていく映画だと感じました。「the 歴史・文芸モノ」というか。それもとりわけ、大河の流れのように人の力でどうこう動かせるわけではない不可思議な「歴史の流れ」というもののもつ勢いとその中に生きる人間の「輝き」と表現してしまうとちょっとロマンチックに甘すぎるか…。もちろん映画はフィクション・作り物であるけれど、この数奇な運命をたどった三姉妹がいたってことは事実でしょ。そのことに思いを馳せられるだけでも意味がある。

冒頭に「一人は金を愛し、一人は権力を愛し、一人は国を愛した」という言葉が紹介されるけど、そんなに簡単に割り切れるものではないよね。三者三様に「名誉」を求め、そして何より愛を求めて生きた。時には愛する姉や妹、家族と対立しながらも、自分自身の人生を生き抜いた、というわけです。それが各々の思想・信条の違いはあれど「美しい女性達がいたのだな」と感じさせるのです。

私は好きです、この映画。



『花様年華』の時もそうだけど、すらっとした体躯、細長い首、小さな顔という、抜群のスタイルを際立たせる、こういったすらっとした清楚な服装の時のマギー・チャンの美しさは特筆すべきよねっ!あとあの黒目がちでリスを思わせるような目!美人だよなあ〜。

posted by はな at 22:19| Comment(4) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はなさん、おはようございます。
今日は朝のお散歩(ブログの、ね)に来ました。
こちらに来ると、本当にお花畑みたいですね!
私はアジアの映画、ほんとに馴染みがないのです。だから、これを読んだら、観たくてたまらなくなりました。
岩波ホール、終わっているみたいなので、DVDで観てみることにしますね。
Posted by palette at 2007年04月20日 08:03
paletteさん、おはようございます^^
最近は頭に浮かんだことをブログに書かずにはいられない病で日に何回もつまらない記事をアップしてしまうのですが、そんな中から1つでもお読み得な記事があればいいな〜と思ってます!
以前にpaletteさんに教えていただいた『細雪』のようにたおやかというわけではなく、時代が時代ということもあってなかなか激動の三姉妹ですがとても美しいです。ちょっと「中華人民共和国」のフィルターを通して見た歴史物語、という色合いがないとはいえないなと感じたのですが、そういうイデオロギーを超えて、三姉妹の精一杯の人生を追体験できるなかなかの良作だと私は思います☆

Posted by はな at 2007年04月20日 09:42
この映画の3姉妹、
とうはん、なかいとはん、こいさん、
もう、標準、そのものの性格だった記憶が、、、
Posted by 猫姫少佐現品限り at 2007年04月21日 23:40
猫姫さまもご覧になってたんですね〜!
たしかに「the 三姉妹!」という感じでしたね。
実際もこんな性格していたのでしょうか。
それにしてもこんなすごい姉妹がいたということはすごいことだと思います!
Posted by はな at 2007年04月22日 11:00
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宋家の三姉妹 今年の44本目 3月23日
Excerpt: 宋家の三姉妹   実話でしょ?おもしろかったぁ。 145分、ぜんぜん長くなかった。 あたし、もっと昔のお話かと思ってたんだケド、近代〜現代のお話なのね。 ホントに、作り話みたいに..
Weblog: 猫姫じゃ
Tracked: 2007-04-21 23:39
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