2007年04月12日

『欲望の翼』

ウォン・カーウァイ監督、1990年の作品。

やっぱりさあ、こういうの見ると、カーウァイは非凡なんだと思うんです、本当に。
何の要素にどう盛り上げられてるのかわからないんだけれど、このフィルムは確かに私の中の何かをひりひりさせる。

肉親の愛に飢えた最低男のヨディことレスリー、彼を愛するマギーとカリーナ、それぞれの女性を愛するアンディとジャッキー、そして最後にトニー・レオン。彼ら彼女らが、それこそ飛び続ける鳥のように、定まることを知らない、熱に浮かされたような生き方を見せる。

1990年香港というのはこんな映画が生み出されてしまうような「刹那限り」に満ちていたのだろうか。過去をこの目で見ることは出来ないけれど、この映画は確かに不確かさを想像させてくれる。

そしてなんといっても、このありえない豪華キャスト!
レスリーにマギー、カリーナ・ラウ、アンディ、学友、そしてトニー。これだけのキャストをいっぺんに味わえるって面だけをとってみてもこの映画は珠玉だよね。

レスリー、このどろんとした最低なエロ男が非常に異常に似合う…。なんなの、その退廃的な目は…。なんなの、その不幸な目は…。

posted by はな at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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