2007年10月21日

特別展覧会 狩野永徳

「特別展覧会 狩野永徳」を見るために、東国より上洛いたしました。

於:京都国立博物館
会期:2007年10月16日〜11月18日

公式サイトはこちら↓
http://eitoku.exh.jp/

どはでな看板。



風雲急を告げる(?)京博。
この日は雨でした。でも、そんなの気にしない!雨もまた一興!



開場は9時半からです。それなのに、気合入れすぎて9時前に到着しちゃったよ!!こういうのはたぶん夕方とかのほうが空くんじゃないかなあ、と思うのですが、どうでしょう。朝一は私みたいに気合が空回りしてる人がつめかけるからさあ。

そんなわけで、かなり人出は多かったと思います。でも、覚悟してたほどじゃなかった。さすがに平日だし、まだ会期始まったばかりってこともあるし、入場制限とかはなかったしね。なんといっても「人ごみがしんどかった思い出」の不動の1位は若冲展ですよ。あれはしんどかったですよ。でも、あれを乗り越えたら、この先どんな人ごみも耐えられる力がついたような気がする。

とまあ、御託を並べてないで、展覧会の感想を書きます。

展示構成は墨の作品から始まって金地の豪華絢爛系へと盛り上げていく感じです。しかし、「いきなりサビから歌い始める歌」みたいな感じで、冒頭からすごいのが、どどん!と展示されています。

《花鳥図襖》は国宝で、とにかく梅と松から存在の主張がほとばしるようです。右側からずずいずずいと見ていったんだけど、左隻の前に来た時の凛とした鶴にはっとしました。真ん中あたりで空を飛ぶ鳥もぴりっと決まっています。

同じく国宝の《琴棋書画図襖》、狩野松栄筆《竹虎図壁貼付》もこの冒頭に展示されています。

若い頃の作品もありました。《花鳥図押絵貼屏風》はお手本を元に描いたとのこと。確かに、もうベテランで自信一杯!という感じというよりはまだもうちょっとおとなしい感じでしたが、「天下をとった絵師(from 展覧会のキャッチコピー)」もこうやって一生懸命描いて描いて修行してきたんだなあと思いました。

《二十四孝図屏風》は中国の孝行な話をモチーフに描いたもの。話の全貌はしらないんだけど、孟宗竹のことかな?ていう絵があったり、なんだか象で地面を耕している(??)絵があったり、と、ストーリーがわからなくても絵だけで楽しめる一品。とても丁寧に描かれています。狩野永徳はなんでもできるんだね。ダイナミックなのも、緻密なのも。

《許由巣父図》は汚い話(政治の話)を聞いたから耳を洗ってやる〜という絵。その耳を洗った水は牛に飲ませられません、みたいな感じで。生き生きと動きがあって、物語性を感じる一幅です。くるりときびすを返す牛と牛飼いがいい。

このあたりは永徳を含め、狩野派のいろいろな絵師、その弟子・工房の作品がいろいろ出されているんだけど、解説を読むと、こういうのって誰が描いたかっていう鑑定って難しいんだろうな〜と思いました。そういう研究されてる方には頭が下がる。でも私はあんまりそういう専門的なことはわからないので、永徳かも、いや、弟子の誰かかも、みたいに言われているものでも、素敵だな、と思ったものはぜーんぶまるごと素敵なのです(←単純)

そういった点で気に入ったのは《叭々鳥図》(伝狩野源七郎筆)。鳥のけんかがかわいいのです。ぎゃーとか鳴いてそう。

《芦雁図》は伝狩野永徳筆と書かれていながら、解説にはもしかして弟子の筆?みたいなことも書いていて難しいのですが、ともかく前述したように、私は気にしない^^;結構好きです。骨太な感じ、ずしっとせまってくる感じのする構図がいいのです。

他にもいろいろなものをみて、だんだん開場は金ぴか系に…。

有名な、美術の教科書にも載ってると思う、国宝《洛中洛外図屏風》!!これ描いたの23歳て!!!ありえんて!!!
あまりにも有名なのと、あと、人物が細かく描き込まれているため、ものすごい人だかりで、しかもそれが動かないのです。どうなの、それって。ここねえ、主催者さん、もうちょっと考えたほうがいい。交通整理の必要性を感じるよ。ロープ張って「最前列の方はゆっくりとお進みください〜」ていうあれ。他の大物展覧会でよくやってて、「せわしないなあ〜」て思ってたけど、これ、いざ人だかりが出来ちゃうとほんと整理が必要だって痛感する。なので私は人ごみの後ろから単眼鏡でのぞいて細かいところを堪能&肉眼で全体を見渡してその豪華さを堪能、の繰り返しで味わってきました。

で、うわさの新発見作品出てました、《洛外名所遊楽図屏風》。これは永徳だ、とか、永徳じゃないとか、私にはよくわからないんだけど、でも、楽しげな雰囲気のある絵で私は好きでした!

これを過ぎたあたりから「桃山の華 −金碧障屏画−」というセクションになるのですが、もう、このへんは、すみません、ボキャ貧なので言葉が出てきません。ただただ美しい。ありえんて。これはもうね、見にいったほうがいい。もう、きれいだから。

でね、最後のセクションが「壮大なる金碧大画」ていうのですが、このへんもね、ごめん、レポート不可。すみません、この秋、みんな京都行ったほうがいい。

国宝《檜図屏風》。これ、看板に使われている絵だって、あとから気付いたよ。その実物から受ける感じは、並々ならぬもの。心臓をどしんと殴られたような鈍い痛みのようなものを感じました。ちなみに心臓を殴られたことはないけど、あと、心臓を強打するのは本当に危険だからやめましょう。これはどうしてなんだろうね〜。絵そのもののサイズがもつ迫力?筆の勢い?構図?

そして、これに出会えたことで、もう、何も言うことはない、の、《唐獅子図屏風》。意外なことにこれ国宝とか重要文化財指定はされてないんだね。すごく有名だから何かに指定されてるのかと思った。こんなにでかいんだーって思ったよ。ほんとうにでかいんだ、これが。眉毛とかが毛もじゃのあやしげでうんと強そうな生き物(怪物?)が2匹。そのスケールは、愉快というか、爽快という感情をもたらしてくれるようでした。

最後がもう打ち上げ花火みたいなことになってかたら、私も、出口を出てミュージアムショップ見ないで飛び出してきちゃったよ!

とにかく、あっぱれ!!

ちなみに、平常展示館のほうもさりげなく狩野祭になっていたので必見です。


そうそう、早く行っていいことあったんだ!
先着500名に狩野永徳バッヂをプレゼント中♪



どこにつけたらええねん、という野暮なつっこみはおいといて、いい記念が出来ました☆かわいいから大事にとっておこう。


あー、とにかく、上洛した甲斐があったというものです。
ほんとねー、私の足腰が動くうちにこれだけの狩野永徳展はもう開催されないと思うので、ほんと、行ってきて、よかった。
posted by はな at 18:09| Comment(19) | TrackBack(9) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

京都のお土産

金曜土曜の記事をご覧いただけるとおわかりになるかもしれませんが、また道楽者が京都へおのぼってまいりました。メインは狩野永徳展。自社仏閣の観光は今年の初夏に結構めぼしいところをまわってしまったので、今回はのんびり美術館めぐり。ちょうど私好みの展覧会が複数開催されていたので、とってもいい旅行でした。

展覧会の思い出と旅の総括は後ほどアップします。

まずは前哨戦として(?)お土産に買ってきたおいしいお菓子を御紹介。

ばりばりの観光地・清水坂にてお土産屋さんにふらっとはいり、特に前知識もなく、試食もせず勘だけを頼りに購入したお土産のお菓子です。

俵屋吉富というお店。白雲龍。



白小豆のあんをふんだんにつかって、なんだかロール状の形状をしているのですがね。



むっちゃくちゃおいしいのですよ!
家族にも大好評。
私の勘もなかなか捨てたもんじゃないわね。

これ、おいしいなあ。京都のお店みたいだけど、こっちでも買えるのかな?

と思って検索、検索…

http://www.kyogashi.co.jp/

東京や池袋でも買えるらしい。
自分の中の「ちょっとしたときにお世話になるかもしれないお店リスト」にまた1店付け加わりました。


posted by はな at 15:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 美味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夜は冷える

帰りたくないのだけどとつぶやいて八ツ橋だいて目を閉じる夜




なんてね。
だきしめてたら八ツ橋くさっちゃうよね。


楽しかった、おやすみなさい…
posted by はな at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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